私立大学ではトップの偏差値を誇る慶應義塾大学

慶應義塾大学医学部は、大正6年に創設者福沢諭吉が世界的な細菌学者である北里柴三郎を学部長に迎えることにより誕生をしました。

慶應義塾大学は学力とともに人間としての能力を伸ばすという非常に特徴的な教育方針をとっている学校としてよく知られているところですが、医学部においてもその精神はそのまま引き継がれています。

モットーとなっているのは基礎医学と臨床医学の融合を掲げるということで、初代学部長の北里博士の理念のもと毎年多くの学生が医学を習得しています。

福沢諭吉は「実学の精神」を問いているのでまさに医学部における方針とも完全に一致しており、理想の医学教育をしていくべく現在も知識・技術とともに豊かな人間性を備えるための養成課程が行われています。

もう一つ慶應義塾大学医学部の特徴的な点として、大学内で薬学部と積極的に連携をしているということが挙げられます。

慶應義塾大学医学部における教育課程

慶應義塾大学医学部医学科においては、1年次は日吉キャンパスにおいて自然科学や人文科学、社会科学、語学といったものを流芯に学びます。

2年次以降からは信濃町キャンパスに移動し5年間をかけて医学の専門科目を履修していきます。
2~3年次においては基礎医学の科目を複数学習していき、そこに基礎分子細胞生物学や解剖学、組織学、発生学、生理学、医科学、薬理学、衛生学といったような医学に関する科目を加えます。

4年次からは5年次以降に行われる臨床実習に備えるべく、基礎診断学の学習と実習をそれぞれ1年をかけて行います。

この臨床実習に備えるための授業では、医療面接の仕方から基本的な診療方法、さらにはカルテの記載方法といった実際の医療現場で役立つ実学を中心に習得していくことになります。

5年次以降は実際の患者に接する臨床実習(ベッドサイド・ラーニング)となりますので、付属の大学病院を中心に、近隣の医療施設で行われるクリニカルクラークシップに参加をして4年次に習ったことをもとに臨床経験をしていきます。

最終の6年次には臨床実習をより専門的に行うこととなり、実際に診療に当たった内容をもとに学内で症例検討をするなど国家試験後を見据えた学習を重ねます。

慶應義塾大学医学部への入学試験の情報

慶應義塾大学医学部への受験は、まず新宿区信濃町にあるキャンパスへ問い合わせを行いそこでその年の応募要項を取得します。

試験は例年2月下旬~3月初旬にかけて行われ、1次試験と2次試験の二回となっています。
1次試験では3教科の選択制による筆記試験があり、2次試験では小論文と面接を受けます。
合格者数は毎年100名あまりとなっていますが、合格者とは別に50名程度の補欠者を発表しています。