臨床留学とは

海外へ留学したことがあるという方もいるかもしれませんが、海外への留学となると主に語学留学がメインとなるのではないでしょうか。
もちろん、単純に海外の文化を知るための留学ということも考えられますが、日本から海外へ留学する場合、最も多いのは英語などの語学を学ぶための語学留学が圧倒的に多いのが現実です。

医師の世界にも、臨床留学というのがあるのをご存じでしょうか。
非常に狭き門でもあることが知られている臨床留学は、海外に渡航し最先端の医療技術を学ぶことができると人気も高いのです。

臨床留学を目指すとなれば、まずはどこに行くかを決めなくてはなりません。
これは自分の好きなところを選べば良いのですが、やはり圧倒的に高い人気を誇るのが米国です。
医療資源の豊富さや研修におけるクオリティの高さなどを考えた場合、英語圏の中では圧倒的に米国がお勧めだと言われています。

最先端の医療技術を有していると言われるアメリカですから、その地に趣き勉強したいと考える医師は少なくありません。
現在我が国で医療に携わっている現役の医師の中にも、アメリカに勉強に行きたいと考えている方は少なくないのです。

しかし、この米国臨床留学という道は非常に険しく、誰もが実現できることではありません。
医師を目指した時点で高いレベルの英語はマスターしているという方は多いかもしれませんが、やはり実際にネイティブと会話する際には緊張しますし、スムーズに意味を伝えることが難しいこともあります。

そのような異国の地において、言葉のハンディキャップを乗り越えながら現地の医学生と競争しなくてはならないのです。
様々な面でモチベーションを高く保ち、なおかつ高い志を持っていなくてはならないのです。

アメリカで研修医になる

アメリカでレジデントになるためには、米国医師国家試験のステップ2までに合格する必要があります。
ここまでくると臨床研修資格を得ることができるのです。
しかし、これが非常に難問であり、多くの方はここで挫折してしまうことが多いと言われています。

非常に難易度が高いため、半年以上は最低でも死にもの狂いで勉強する必要があるとも言われています。
また、模擬患者を診察するという実技試験も行われ、そこではスムーズな英語によるコミュニケーション能力も求められます。

ステップ2では、実際に医師として業務に携わっていないと分からないような問題もありますが、研修医となってからではなかなか勉強することができないという悩みもあります。
ただし、臨床留学することに成功すれば、最新の医療を知ることができ、医師として更なる高みに登ることができるのは間違いないでしょう。
そのため、現在でも多くの方が臨床留学を目指しているのです。