大学受験に必要な調査書

調査書というものをご存じの方は多いと思いますが、これは出身高校や現在在学している高校で発行される書類の一つです。
大学受験の際には必ず必要となるものであり、志願者の成績はもちろん学校生活での行動や状況といったことが記されています。

推薦入試においてはこの調査書が大きな判断材料になるとも言われており、この内容を非常に重要視する大学も少なくありません。
また、一般入試における場合でも、試験結果がラインぎりぎりだったとすると、最終的にはこの調査書の内容を基に合格させるか否かを決めることが多いのです。

この調査書発行に関しては注意点もあります。
まず、高校によっては調査書が発行されないことがあります。
こうした場合では、調査書の代わりに成績証明書や単位取得証明書、卒業証明書が必要となります。

大学受験ではこの調査書が必要となりますが、発行されない場合もありますから、そうした場合に受験が不利にならないよう扱わなければいけない、という決まりが法律で定められています。
そのため、基本的には調査書がなくとも受験に影響することはない、と言われていますが、実際のところは大学任せなので何とも言えません。

法改正による変更点

近年法改正が行われ、卒業後五年以上経過した卒業生の調査書に関しては破棄しなくてはならなくなりました。
これは、医学部再受験を考えている方にとっては非常に不利な状況になってしまいます。

大学によっては調査書の点数化を公言しているところもありますから、調査書を発行して貰うことができなくなってしまった受験生はそうした大学を受験対象から外さなくてはならないのです。

しかし、この調査書を破棄する方向で事務処理を進めるというのも高校によって扱いが異なり、また法律への解釈も異なっていることが多いです。
そのため、卒業後五年以上経過している方に対しても平気で調査書を発行していることもありますから、そうした高校なら調査書を発行して貰うことはできるでしょう。

調査書の内容を点数化する大学だと、調査書が絶対的に必要となりますから、発行して貰えなかった場合には受験を受けることができません。
仮に受けたとしても不利な状況でスタートしてしまいますから、あまり受ける意味がないとも言えます。

また、大学によっては学科試験の点数と調査書の内容を総合的に判断して合否を決める、という大学も多々あります。
こうしたケースでも、調査書を発行して貰うことができなかった方は大きな不利を抱えてしまいます。

いずれにせよ、調査書が発行されないというのは不利なことになることが多いですから、できるだけ早めに母校へ確認を取った方が良いでしょう。
調査書が発行されないと分かった段階で、受験先の大学をまた選択し直しましょう。