医学部学士編入制度について

医学部学士編入制度という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
医学部再受験を目指しているという方や、今現在医学部に在籍しているというような方ならご存じの方もいるかもしれませんが、一般にはそれほど知られていない言葉です。

これは、四年制の大学を卒業した学士、もしくは卒業の見込める学生が、異なる学部に編入しいきなり専門課程から学ぶことができるという制度です。
何故このような制度ができたのかというと、多様な人材を集め一人一人の人材の視野を広めようというのが目的のようで、実際に現在では多くの医学部でも受け入れられています。

もちろん、誰でも編入できるというわけではなく、選抜方法が定められています。
これは大学によって異なりますが、基本的には書類審査や学科試験、小論文、面接というステップが主流となっています。

書類審査から面接まで

書類審査では課題作文を求める大学もありますし、経歴書や推薦状が必要となるケースもあります。
しかし、現在では書類審査のプロセスをカットする大学も増え始めています。

学科試験の難易度や内容も大学によって異なることが殆どですが、ベースは英語と生命科学系となっています。
また、英語のみを試験とする大学もありますし、物理、化学、数学のような科目試験を実施している大学もあります。

英語は長文の読解能力を求められることもありますし、小論文も試験と同様に重視されています。
また、面接では様々な面を多角的に推し量られます。
小論文のテーマも大学によってどのようなものが出されるのか異なりますが、生命倫理や医療問題をテーマとすることが多い傾向にあります。

こうしたテーマの論文を制作するには、日頃から医療に関する関心を常に高めておき、些細なニュースでも知識として取り入れていくことが重要です。
また、様々な情報を多方面からキャッチし、それを上手くまとめることができるよう日頃から作文力を高めておくことが重要です。

面接では、将来どのような医師になりたいのか、何をしたいのかということも聞かれることが多いですから、事前にしっかりとトレーニングして明確に受け答えできるようにしておかなくてはなりません。
言いたいことはしっかりと相手に伝わるように、簡潔で丁寧に伝えることができるようコミュニケーション能力を高めておくことも重要です。

この試験においては、採点基準などが特に公開されているわけではありませんから、どの部分を重点的に気を付ければ良いのかということが分かりにくくなっています。
そのため、総合的に最大限の準備をして臨むことが最も重要です。

医学部学士編入制度に興味のある方や、制度を利用してみようと考えている方はその点に注意して挑んでみましょう。